S18 振り返り
構築は上記の並び。
以前の冠環境で4位を取っていた並びを参考にし、自分なりにアレンジを加えて行ってこうなりました。
ロトム以外は99%同じで、ロトムはHBお盆の鬼火持ちです。構築の話終わり。
あと語りになりますが、よく
『悔しいという感情を失ったらそれ以上うまくならない』
みたいなツイートを見かけますが、僕は今期そこそこやったにも関わらず悔しさは10%もないくらいでした。ポケモンを純粋に楽しめるようになったのか、これ以上上手くなれないのか、いずれにせよプレイヤーとしては寿命が近いのかもしれませんね。
今期は過去最高に勝てなかったのですが何故か過去トップクラスに楽しかったです。ポケモンというゲームが好きなので今後も楽しくやれたらと思ってます。でもせっかくやるからには上を目指しても行きたいと思います。勝つ原動力が負の感情だけではないということを微力ながら自分が示していくことができたらな〜とぼんやり思ってます。
ペースを崩さずに、周りに流されずに自分らしくポケモンに向き合っていきたい
そう思えたシーズンでした。以上。
初手ダイマックスは本当に脳死で勝てるのか
皆さんこんにちは、いっきです。
最近話題になってますよね。今回は僕が思ってる初手ダイマックスに対する意見を簡単に書きます。
結論から言うと、僕は初手ダイマックスは『強い』と思っていますが、『難しい』戦術だと思っています。そもそも初手ダイマックス前提の構築は
・環境に通るダイマ要因を見つける
・それらが通らない時のセカンドプランを用意する
と、構築段階で考えることが多いです。サイクルや対面といったある程度形骸化されたものが多い構築と違い、柔軟な発想力が必要なので構築を組む段階で挫折する人は多いんじゃ無いでしょうか。既にここでハードルは高いと思っています。
構築を組むのが難しいだけなら話はまた変わるのですが、対戦においても難しいことに変わりはありません。
まずは選出です。用意した初手ダイマ要因が相手の6匹全てに刺さっていれば確かに脳死で勝てるかもしれませんが、もちろんそのような試合は多くありません。選出段階で残りの2匹を用いて初手ダイマをいなされた時のケアをしなければなりません。特に上に行けば行くほど初手ダイマ+ミミ+襷みたいな並びはケアされがちです。初手ダイマから展開した後の流れをイメージできないと選出がまとまらないことが多いです。
そして対戦です。ダイマックスは3ターンしかないためその中で相手のサイクルを崩す、または後続でも処理できるまで押し切る必要があります。この短いターンで遂行するには、相手の裏のポケモンを見据えながら慎重な技選択をしなければなりません。特に無効タイプが存在する技は打つ勇気、透かされた時のケア等必要なものが多いです。
このように、初手ダイマは簡単なものとは言えないと思っています。ただ、相手の思考をずらしたり有利不利を逆転しそのまま押し切るといった柔軟な行動を取ることもできるため、戦術としては強いと思っています。僕は初手ダイマ要因を構築に入れて幅広い選出をできるようにしていますが、初手ダイマ前提構築を組む気にはなれません。難しいからです。
初手ダイマ面白くないとか脳死で勝てるとか批判されがちですが、意外と使う側も頭を使ったり神経をすり減らしているということも忘れないでほしいです。
↑サムネ用
S17使用構築 最終43位 弾丸ザシアンラグカイリュー
皆さんこんにちはいっきです。
今回で竜王戦ルールが終わるので簡潔に書きます。
↑サムネ用
【以下常体】
〜構築経緯〜
①何やかんやでミラーの同速ゲー、サンダーの運ゲーを無視すればザシアンが最もスペックが高いと思い採用。
②ザシアンが苦手な鋼サイクルに滅法強いダイマックスエースとしてカイリューを採用。同時に相性のいい展開役としてラグラージを採用。
③ヌオーがザシアン以外受からないこと、ラキドヒドの方が明確に受けられる範囲が広いことに気づき採用
④カイリューが出しにくい時の第2のダイマックスの選択肢としてヒトムを採用。
〜個体解説〜
・ザシアン@朽ちた剣 意地HADSベース
巨獣斬 じゃれつく ワイルドボルト 剣の舞
なんやかんやで強かった。足が遅いので周りの足が早いザシアンにイキられる様子はまるで小学校。
ワイボは終盤大量発生したドヒドイデを数多く葬った最高のサブウェポン。3シーズン使い続け僕を2度2桁に導いた最高のポケモン。
・ラグラージ@オボンの実 腕白HB
カバルドンの5億倍使いやすい展開要因。ラグラージの見た目をブスって言ってる奴は給食食べてる時にみんなの前で吐いたことあるに違いない。
しまいにはランドロスからダイソウゲンがとんでくるはめになったがそんなケアはできん。冠の時からこいつはお気に入り。
・カイリュー@命の珠 意地HASベース
逆鱗 ダブルウイング 炎のパンチ 竜の舞
化け物ポケモン。何でもできる。クラスにいる『せんせー!3班が全然静かにしてくれません!』って泣きながらチクる学級委員並みに信用できる。
ステロ展開と相性のいい竜舞持ち。何でみんな竜舞入れないんでしょう?勝ち筋が増えます。
・ヒートロトム@カゴの実 穏やかHCDSベース
放電 オーバーヒート 眠る 悪巧み
汎用粗大ゴミ。強い水タイプのいないサイクルにはイキリオタク並にしゃしゃれるけど1匹でもいると教室の隅っこでスマホ見る隠キャに成り下がる。
ザシアン軸を崩すために入れたのにノラゴンやラグと同居してるのばっかで文字通りのガラクタになる場面が多かったが、出せた試合はMVP級の活躍をしてくれるいぶし銀。
・ドヒドイデ@黒いヘドロ 図太いHB
熱湯 毒毒 トーチカ 自己再生
今期の覇権だったらしい。普段隠キャをバカにしてる人がこぞって使ってる様はワールドカップでボール回しを批判しながらベルギー戦後に掌返しをするサポーターのようだった。
でも強い人がこぞって使うのがよくわかるレベルでこのポケモンは強かった。みんなで仲良く隠キャになりましょう。
・ラッキー@参加の輝石 図太いBD
地球投げ シャドーボール 歌う 自己再生
ガチ運ゲポケモン。戦う相手によって歌唱力が変わる。6連続で歌うを外した時は国家で18点を取った高校時代の友達の歌を思い出した。
特殊受けとしての性能はもちろん、無理矢理起点を作れるので弱くはないが起点になりやすすぎて終盤は出したら負けてた。
(ラッキーと入れ替えてた枠↓)
・ポリゴン2@参加の輝石 図太いHB
トライアタック 冷凍ビーム シャドーボール 自己再生
ラッキーが弱いと思って変えた枠。無難に地面に強いのが評価点高め。1桁チャレで急所に当たって負けた戦犯でもある。
ポリヒトデを使ってる時は7世代感があって楽しかった。完全に懐古厨。
【以下再び敬体】
〜総括〜
社会人1発目のシーズンにしては上々の結果を残せて良かったです。同時に悔しさの残るシーズンでもありました。正直上振れが大きい結果なので満足はしてません。もっと頑張りたいです。
ここまでご愛読ありがとうございました!
〜オマケ〜
TN元ネタ↓
みんなもコナンを見に行こう(もちろん感染症には気をつけてくださいね)
ムゲンダイカップ振り返り
↑サムネ用兼結果
〜前期の構築からの変更点〜
・ザシアンの技構成
炎の牙⇨電光石火
身代わり⇨剣の舞
身代わりよりも剣舞石火の方が縛れる範囲と単体性能が抜けていると判断し変更
・ヌオーカグヤ⇨ウインディ
相手の物理に対してウインディが比較的広く対応できると判断し変更
・余った枠に水ロトム
相手のダイナ軸に対する崩しとして採用、電気技不採用のためカイオーガ入りに弱かったので要検討
〜振り返り〜
前期の構築を軽く変更して望みましたが、思ったより良い結果を出せたので良かったです。勝ち越しを目標にしていたので素直に嬉しかったですが、もっと上を目指していけるように頑張りたいです。
運営してくださった方、配信を見てくださった方、対戦してくださった方、ありがとうございました!
ポケモン最高!!!
何かあれば@ikki_pokesplまで
全対応を目指さなくても良いことに気づいた話
今まで自分が目指してきた構築は、どんな構築や型に対しても対応が効くように組むいわゆる"全対応"と呼ばれるものである。全対応を可能にするためには環境に存在する全てのポケモンとそのメジャーな型に対応する必要があり、それを6匹という狭い枠組みで実現しなければならない。
私はこの全対応を剣盾でも目指してきたが、限りなく不可能に近いと思い始めた。ダイマックスという試合を複雑にするシステムの中で全てをケアしながら対戦することなど無理だと気づいた。
これに気づいたのは今年に入ってからである。リアルの世界でもゲームの世界でも全てをケアしながら動くことなどできない。むしろダメな部分はダメだと割り切ったほうが物事は上手くいくとふと気づいた。厚く広く対応すれば必ずガタが来る。それならばある程度割り切って薄く広く対応したほうがいいと感じ始めている。
今まで全対応を目指してきたのにこれを諦めるというわけではない。だが、全対応できる構築を組むという固定観念は取り払ったほうがいいと思われる。無理なものは割り切ることでストレスも軽減し、切り替えもできるようになる。全対応が100点なのではなく、勝てる試合の幅を広げその試合に勝つことが限りなく100点に近づく秘訣なのではないかと思う。
シーズン15使用構築 最高レート2132最終順位26位 鋼玉ザシアンランド
みなさんこんにちは、いっきです。
シーズン15お疲れ様でした!今回は竜王戦環境で僕が使っていた構築について紹介していこうと思います。今回は
1、構築が完成に至るまで
2、構築のコンセプト
3、個体紹介
4、基本選出
5、まとめ
の順で解説していこうと思います!
↑サムネ兼構築概要
〜以下常体〜
1、構築が完成に至るまで
①竜王戦環境でも受け+攻めの形で構築を組みたいと思い、環境トップのザシアンやエースバーン、カイオーガやサンダーといったポケモンに対する受け兼クッション要員としてBDラッキー+HBヌオーを軸として組み始めた。
②受け回しでは不安のあるイベルタルやゼルネアス、ウーラオスといったアタッカーに対して切り返しができ、有限サイクルに対して一方的な圧をかけられるザシアンを採用。
③受け駒を並べた際のこちらのダイマックスが弱いと感じたため、サンダーやエースバーンなどザシアンの苦手なポケモンに対して有利に立てるダイマックス要員として珠ランドロスを採用。
④相手の日食ネクロズマ、ゴリランダー等が重かったため、型次第では一方的に優位に立てる受け兼定数ダメージによる崩し枠としてHBカグヤを採用。
⑤ここまでだと相手の黒バドレックスやガマゲロゲがどうしようもなかったため、雑な切り返し兼スイープ枠としてスカーフメタモンを採用。
2、構築のコンセプト
・受け+攻めを構築に組み込むことで選出の自由度を上げる。
・攻めには切り返し要素、受けには最低限の削り要素を入れる。
・初手ダイマで荒らす。
3、個体紹介
ザシアン@朽ちた剣
性格…陽気
特性…ふとうのけん
努力値…H188A116B4D156S44
H…16n-1
H-D…C183珠イベルタルのダイバーンをステロ込み確定耐え
A…無振りイベルタルを巨獣斬でステロ込み確定1発
S…最速エースバーン抜き
技…巨獣斬 じゃれつく 炎の牙 身代わり
伝説枠。巨獣斬による圧倒的な制圧力と鋼フェアリーという優秀な耐性という唯一無二の性能を持っている。技は最も範囲が取れていると感じた3W+後述の受けの定数ダメージと相性の良い身代わり一択。ウーラオスに対してストレスフリーに戦えたのは9割こいつのおかげ。
ヌオーやメタモンといったわかりやすい対策はあるが、取り巻きで対策できれば積極的に選出をしていた。静電気サンダーが1番辛い。別に受かってないのにホイホイ投げられてめっちゃ麻痺った。
ランドロス@命の珠
性格…陽気
特性…威嚇
努力値…AS252H4
技…地震 空を飛ぶ 岩雪崩 剣の舞
今期のMVP。選出率トップのダイマックスしてもしなくても強い枠。ザシアンが苦手なエスバサンダーに大して強く出ることができ、ザシアンとの相性補完が抜群に良かった。
単純に火力がバカなので初手ダイジェットで相手の構築が崩壊することもしばしばあった。多くの伝説枠と撃ち合うことができる数少ないポケモンの中の1匹であると感じた。
メタモン@拘りスカーフ
性格…陽気
特性…変わり者
努力値…H252
技…変身
この構築の足りない部分に手が届く存在。受けの裏から出してスイープしたり単純にダイマをして同速勝負を仕掛けるなどかなりタチは悪い。それでも構築単位で受け切れない黒バドレックスやガマゲロゲといったポケモンに対する明確な回答にはなっているため使っている側としては非常に有難い性能を持っていた。
よくメタモンの性格や個体値について言及されているが、上記のものを使って困ったことは一回もなかったので最低限で良いと思われる。
テッカグヤ@食べ残し
性格…図太い
特性…ビーストブースト
努力値…H252B244S12
技…火炎放射 宿木の種 身代わり 守る
世界一技構成がキモい。けどこの環境ではこの4つで充分やっていけると判断し落ち着いた。ラキヌオーでは見れない相手に対して強く、宿木による定数ダメージの削り+サイクル緩和がとても強かった。
素早さに振るか迷ったが、受けとしての安定感を求めミラー意識の12振りにとどめた。おかげで物理アタッカーに対しては比較的安定したサイクルを回せたので正解だったと思う。ミラーは全部上から身代わりを撃たれて悲しくなった。
ヌオー…オボンの実
性格…図太い
特性…天然
努力値…HB252D4
技…熱湯 毒毒 守る 自己再生
軸の物理受け。主にザシアンやエースバーンの相手をしてもらう。といっても数値が足りないので守るを採用することで受けられる範囲を増やしている。
扱うのは難しいが体力管理に気をつければ環境トップに打ち勝てる才能があり、この環境の物理受けとして最適であったと思える。毒毒によるスリッパで勝った試合もそれなりにあったので単なる受けに止まらない性能を持ち合わせている。あと可愛い。
ラッキー@進化の輝石
性格…図太い
特性…自然回復
努力値…BD252H4
技…地球投げ 電磁波 ステルスロック 卵産み
軸の特殊受け。オーガサンダー当たりを特に相手にしてもらった。このポケモンは数値お化けなのでたまに物理に突っ張ってステロや電磁波を巻いた。
Dをぶっぱにするとオーガの潮吹き+急所潮吹きを耐えるのでかなり安定感が増す。ザシアンやランドの特性発動順と照らし合わせることでオーガの型をある程度割ることができたりもする。サンダーの暴風で突破されかけた時が1番焦る。
4、基本選出
基本的にはザシアンランド@1の選出
ヌオーがいたりエスバサンダーのようなザシアンが出したくないと思った場合はランド@2の選出
〜以下再び敬体〜
5、まとめ
今期は新ルールになって1発目のシーズンということもあって、色々手探りでやっていきました。勝ち切ることはできませんでしたが高みを目指して潜るなど前よりも一歩踏み出せたような気がします。構築はシーズン始まって1週間後から特に中身を変えていないため汎用性のある並びを序盤のうちに気付けたのは今後の自分の構築力にもつながると思います。
ただ立ち回りに関してはどうしても願望プレイになってしまう部分がありまだまだ完成度が高いとは言えません。もっと自分のスタイルに合った構築を深掘りしていけたらなと思っています。
↑瞬間最高レート
↑最終順位
何か質問があれば@ikki_pokesplまで
ご愛読ありがとうございました!
ADS慎重ザシアンのすすめ
↑サムネ用
性格…慎重
努力値…A116D212S180
実数値…167-205-135-×-178-191
A…無振りイベルタルに巨獣斬が75.1%〜(ステロ込みで確定1発)
D…イベルタルのC183珠ダイバーンをステロ込みで確定耐え
S…準速+1ウオノラゴン、最速アーゴヨン抜き
Aに振り切っても過剰火力であること、エースバーンとザシアンの間のS努力値の必要性を感じなかったことの2点を踏まえ、最低限の火力・素早さと必要な耐久ラインを両立した努力値配分。雑なAS配分よりも行動保障があり、努力値の無駄を感じにくい点も個人的には良い。
相手のイベル軸、ゼルネアス軸がきついと思っている人は是非一度試してみてください。