単体考察 〜"ガチ両刀"ドラパルト〜
皆さんこんにちは、いっきです。
今回は前期使ってたドラパルトについてもう少し掘り下げて書こうかなと思います。型も技も変わったところはないですが運用意図やその性能について少しでも理解してもらえたらなと思います。
↑サムネ用
〜個体紹介〜
持ち物…命の珠
特性…すり抜け
性格…陽気
努力値…163-172(252)-96(4)-108-95-213(252)
ドラゴンアロー ゴーストダイブ 大文字 龍の舞
・持ち物
火力重視の命の珠。ダイマックスをしてもしなくても安定した火力を出せる最高のアイテム。弱点保険はダイマ前提になるので無し。
・特性
ラプラスや受けによく出てくる身代わり持ちに対して強く出られるすり抜け。威嚇持ちが増えてきたのでクリアボディも一考。呪われボディは被弾回数が少ない前提のこの型とは相性が悪い。
・性格
ミラーに強いから陽気。体感7割くらいのミラーを制すことができた。耐久指数を下げたくなかったので無邪気は不採用。
・努力値
頭の悪いASぶっぱ。火力が欲しかったので振り切り。特殊方面はあくまで役割破壊なので下降補正をかけても特に問題はない。
・技
ドラゴンアロー…メインウェポン。火力重視の逆鱗も一考だが、安定技が無くなるので非ダイマックスのことまで考えるならドラゴンアローの方がメリットが大きい。
ゴーストダイブ…相手のダイマターンをからせるのと自信の抜き性能を高められるため採用。珠にするから鋼の翼とかよりは確実に強い。
大文字…役割破壊として採用。ナットレイやアーマーガアに打つ。火炎放射じゃないのはナットレイに乱数が絡むのが嫌だったのと火力重視。
龍の舞…ドヒドイデやアーマーガアなど一撃で落とされない相手や交代が読める場面で打つのとダイウォール枠として採用。わかりやすい勝ち筋にもなる。
〜使用意図〜
・初手のダイマックス
火力と素早さがあるため初手のダイマックス適性がある。崩しに行けそうと判断した場合は積極的に初手ダイマを仕掛けれるのがこの型の強み。
・サイクル後のスイーパー
ゲームの締めとして役割が大きい。2匹のサイクルの後にダイマックスをきることできれいな形で試合を終わらせることができる。
・受けに強めな抜きエース
流行りのピクシーアマガドヒドみたいなのに強い。龍の舞を見て出てくるポケモン(アーマーガア、クレベース等)に大文字が刺さりやすいため役割破壊を通しやすく、そのままゲームを決めれる試合も多い。
〜最後に〜
珠ドラパルトは8世代長いこと使っていますが安定して強いです。技が無効になるタイプが存在するので使いにくい点もありますがそれを差し引いても使いやすいポケモンであることに間違いはないです。使用感としては7世代の竜舞放射マンダに近い性能で、数値受けに対して強く出ることができ、もう少し流行ってもいいポケモンじゃないかなって思います。
型自体は既出かもしれないけど、こんな感じで運用すると強いと思うっていう感想文見たいな記事になりましたが、少しでも理解してもらえていたら嬉しいです。
ここまでご愛読ありがとうございました!
最終日最高3位最終168位 受け攻め両立スタン 〜魂のdead or alive〜
皆さんこんにちは、いっきです。
まず謝罪として、前シーズン終わった後に潜りませんと言いましたが潜ってしまいました。嘘ついてごめんなさい。緊急事態宣言の延長で僕の予定が6月に回っていったので今期までは潜れそうだと思って合間時間を見つけて潜ってました。許してください。
今期はそこそこ頑張って久しぶりに良い結果を出せたのでいつもとは違った真面目な構築記事を書きます。見た目も個人的にはかなり好きな部類です。構築名"魂のdead or alive"はまなとぽけと通話してる時に決めました。特に前置きもないので早速本題に入ります。
〜構築経緯〜
①受け系統の構築で受け切るのが難しい積み技+ダイジェットへの対抗策として、ダイマックスを切らなくても死に出しから勝てる身代わりチイラミミッキュを構築の出発点とした。
②受け攻め両立における攻めの駒として『ダイマックスエース+襷+ミミッキュ』が強いと考え、高い素早さから行動保証がありダイマックスをすることで高い対面性能を持つ龍舞ドラパルトをダイマックスエースとして採用した。
③相手の受けを崩すことができてストッパーにもなれ、自分が使ってみたかった悪巧みキョダイゲンガーを襷枠として採用した。
④受けのパーツとして自分が最も信頼している毒トーチカドヒドイデを採用した。
⑤ここまでだと地面の一貫があるため、その一貫を切りながら多くの物理アタッカーを積ませることができる鉄壁アーマーガアを採用した。
⑥最後に、ここまで切れていない電気の一貫を切りながら相手のカバルドン展開に強く出れる眼鏡トリトドンを採用した。
〜構築のコンセプト〜
・『受け』て勝つのではなく『攻め』て勝つ
・特定のメタを貼らない対面とサイクルの全対応
〜個体解説〜
ドラパルト@命の珠
特性…すり抜け
性格…陽気
努力値…163-172(252)-96(4)-108-95-213(252)
調整…ミラー意識の最速
ドラゴンアロー ゴーストダイブ 大文字 龍の舞
シーズン1ぐらいに流行ってそうなドラパルト。不毛なドラパルトミラーにダイマックスをすることである程度合法的に突っ張れる最速にした。ちなみにダイマックスしなくても強い。
技構成は大文字の枠を鋼の翼で使っていたが、終盤多すぎたナットレイに対する打点となる大文字を選択した。ついでにアーマーガアにも強く出ることができた。龍の舞は起点作りがいないため打つ機会がほとんどないが積めたらほぼ勝ちの状況を作れること、ダイウォールが欲しかったことから採用した。
いるだけで相手の選出の圧力になり、高い素早さのおかげで何かしら仕事ができるため構築に入れ得だと感じた。8世代最強ポケモン。
ゲンガー@気合の襷
特性…呪われボディ
性格…臆病
努力値…135-×-93(100)-182(252)-95-165(156)
調整…H-B A189ドラパルトのドラゴンアロー93.8%耐え
S…最速サザンドラと同速
今期強かったポケモンその1。ミミッキュやサザンドラの上から技を打てる襷枠であり、今期から巨大ゲンガーが解禁されたため、相手のサイクル構築に対して悪巧みと合わせて強い崩し枠になれると思い採用したが、想像以上の働きを見せてくれた。
技構成はこれで確定。気合玉は打ちたくはないが範囲を広げるためには必須で打つときは毎回お祈りしていた。悪巧みは相手視点から見えにくい勝ち筋であったみたいで受けにイージーウィンを拾えることもあった。不意打ちよりかは採用するメリットは大きいように思えた。
ダイマックスをしなくても充分な性能を持てる襷枠としてとても強かった。初手に雑に投げても後発から崩し枠として出しても動かしやすい点が良かった。メガ進化が無い環境でも充分に活躍できるポケモンであった。最終日までサザンドラより早いと思って使ってたら同速だったことがわかったので多分抜けた方が強い。後巨大ゲンガーの見た目がめっちゃ好き。
ミミッキュ@チイラの実
特性…化けの皮
性格…陽気
131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)
調整…ミラー意識の最速
影打ち じゃれつく 身代わり つるぎのまい
今期の文句なしのMVP。運用としてはダイマックス相手に死に出しから身代わりを連打してターンを凌ぎ、チイラ発動⇨じゃれ影で処理といった形になるがシンプルに強かった。
技構成は剣の舞が選択枠になると思うが無理やり崩し枠になれると思い剣の舞を採用した。カビゴンなどに対して大きな圧力をかけることができたので正解だったように思う。
ダイマックスをしなくても相手のトゲキッスに安定して勝ちたいと思った際に閃いた枠であったが、想像以上にいろんな相手に対して打ち勝つことができた。型自体は既出であるが、受け構築に入る新たなパーツであると思う。じゃれつくがメインウェポンのせいで外し負けが多いのだけがハゲポイント。今後絶対評価の上がるポケモンの1匹。
トリトドン@拘り眼鏡
特性…呼び水
性格…控えめ
波乗り 大地の力 冷凍ビーム ヘドロウェーブ
努力値…209(188)-×-88-158(252)-102-68(68)
調整…S 無振りカバルドン抜き
C H215D111カバルドンを波乗りで確定1発
今期強かったポケモンその2。カバルドン展開に抗える地面枠としての採用であったが、相手の攻撃を受けた返しに弱点を突きながら対面打ち勝つ動きが多くシンプルに強かった。
技構成は欠伸等ダイウォール枠がほしかったが、打つ場面こそ少ないもののドラパルトに対する打点として冷凍ビーム、エルフーンやアシレーヌに対する打点としてヘドロウェーブはどちらも切れなかった。
受け構築に入るトリトドンは耐久振りのイメージが強いのか、想定外の火力を押し付けてイージーウィンを狙える試合がいくつかあった。対面性能もそこそこあるため先発で投げることも多かった。ロトムに後投げした後切り返しで負荷をかけれる数少ないポケモン。
アーマーガア@オボンの実
特性…ミラーアーマー
性格…腕白
努力値…205(252)-107-172(252)-×-106(4)-87
調整…物理方面に振り切り
アイアンヘッド ボディプレス 鉄壁 羽休め
今期の見せポケ枠。地面の一貫を切れてドリュウズに強い枠として採用したが、環境にロトムやリザードンなど勝てない相手が増えすぎたので選出圧力をかけるポケモンになってしまった。
技構成はHBベースのシンプルなもので、耐久がかつかつなので振り切った。ミリ耐えすることも多かったので正直ここから削りたくはない。
処理の難しいドリュウズに対して選出段階で圧をかけれる点が個人的には評価が高い。選出した試合では間違いなく活躍していたので刺さりが悪いだけでポケモン自体のスペックは高かった。
ドヒドイデ@黒いヘドロ
特性…再生力
性格…図太い
熱湯 毒毒 トーチカ 自己再生
努力値…157(252)-×-206(124)-73-179(132)-55
H-D C172ロトムの眼鏡放電確定耐え
構築の核。全てのポケモンに対して様子見で投げて攻めの駒に繋ぐ重要な役割を果たしてくれた。攻めの駒で押し切った後の積ませ要因としても活躍してくれた。
技構成はこれで完結している。8世代はダイマックスによって攻撃しながら能力を上げてくるので黒い霧では追いつかない。このポケモンで積ませるのでは無く、毒トーチカによる構築単位での削りの方が強い。後個人的にはドヒドイデはBとDに振り分けた方が使いやすい。
今期は襷+ミミッキュを構築に入れているので起点にされやすいドヒドイデも積極的に選出していた。高火力弱点でない限り1発は耐えるので雑に投げて削りを入れてもらうことも多かった。サイクル構築に入る必須級のポケモン。
〜選出について〜
・体感の選出率
ミミッキュ=ドラパルト>トリトドン=ゲンガー>ドヒドイデ>アーマーガア
・選出パターン
対ドラパミミキッスミトムetc⇨トドンミミ@ 1
初手のトリトドンで相手の選出を割りながらミミでダイマを凌ぎラス1を通す形。
対受け系統⇨ドラパゲンガー@ 1
ある程度サイクルを回しながら通せる方にダイマックスを切って崩しに行く。
対ヒトムナットギャラetc⇨ドラパミミ@ 1
基本的にはドラパルトを通す。受けを挟みながら崩すタイミングを伺えば勝てる。
迷った時⇨ゲンガードラパミミ
受けサイクル最強の対面選出。選出わからんくてこれで出すと結構勝てる試合が多い。
基本的にはドラパorゲンガー+ミミ@ 1で選出して、受けをクッションにしながらミミでダイマを凌ぎ、エースを通す形が最もわかりやすい勝ち方である。
〜きついポケモン〜
・ドラパルト…型無限に合って対策しきれない。
・ガラルヒヒダルマ…受け使ってても裏読みされて負けるので気分で突っ張った試合も多い。
・ラプラス…ダイマックスを切らせるタイミングを間違えると後手に回るのできつい。
・バンギラス…ダイマを切らずに綺麗に処理できるルートが少ない。
〜反省と振り返り〜
今期は少ない対戦回数でも自信のある構築が組めたと思います。ただ、やはり1ROMしかないため安定しなかったのと構築に上振れ要素が少なく運負けすることが多い気がしました。構築をうまく組めれば運負けも減らせるはずなのでそこが最も足らない点であったように感じます。時間がない中でも結果らしい結果を出せたのは素直に嬉しいですが、一桁を目指していたのでそこだけは悔しいです。次潜るシーズンは悔いなく終わりたいと思います。
ただ、自分自身受けサイクルの新しい可能性が見えたシーズンでもあったように思えます。同じような構築を使っている人の今後の参考に、そして自分自身の糧にしていきたいと思っています。
後、次のシーズンは本当の本当に潜りません。流石に今期もガチで潜ってしまうとニートになってしまうので一応自分の人生を大事にしたいと思います。ただ、仲間大会等は出ようと思っているのでそのときは楽しみたいと思います。次潜るシーズンは最後まで取り組めるように頑張りたいと思ってます。
〜Special thanks〜
・最終日付近に通話付き合ってくれたまなとぽけ
・色個体を恵んでくださった各位
・育成に協力してくださったサークルの皆
今期ここまでやれたのはみんなのおかげです。ありがとう
ここまでご愛読ありがとうございました!
葉桜杯優勝&報告 ドラパカビコントロール
相手のドラパルトに屈しない構築にするため基本選出にノーマル+フェアリーを入れることを軸に、クッション兼対面操作役になれるカビゴン、エースのダイマキッス、そして相手のドラパルトにそこそこ有利を取れる鉢巻ドラパルトの3匹を軸にしました。
あとはサイクルをしたかったのでステロが負けるナットレイ、相性補完でドヒドイデ、相手のキッスに負けたくなかったのでヒトムを入れました。
上のやつはライバロリさんの仲間大会で使ってました。葉桜杯ではヒトムを悪巧みオボン型に変えて使ってました。詳しい調整が聞きたい人は僕の方まで直接連絡ください。
最終日付近は別の構築を使ってましたが、対面構築を扱えません。受け系統の構築にしたいですが勝ちきれません。今の環境が自分にあまりあってないなぁって思いながら惰性で潜るのは良くないなって思いました。
最後に報告です。私事ではありますがリアルが忙しくなるので落ち着くまでポケモンを休止しようかなと思います。やめるわけではありません。Twitterも今まで通り続けるつもりです。今はモチベも上がらないし忙しいし切断バグもあるしでポケモンを続けるのが大変な状況です。リアルが落ち着いたらその時はまた心から楽しんでポケモンをしたいと思っています。その時までには切断バグも治ってるといいなとは思ってます。
ここまでご愛読ありがとうございました!
8世代で受けサイクルが成立しにくい理由
皆さんこんにちは、いっきです。
今期は潜る時間があんまりなさそうなので今まで受け系統の構築を使ってきた僕が8世代における感想を思考の整理ついでに綴っていきます。何かのヒントになれば幸いです。
↑サムネ用
・ダイマックスによるサイクル拒否
これが一番受けが成立しにくい理由だと思います。受け系統の構築ではいつ相手がダイマックスするかを予測しながら戦い、なおかつそれに対応できなければいけません。しかし戦術や思考は十人十色なため、全く同じ行動をし続けるといづれ噛み合わなくて負けに直結してしまいます。
更に、一度流せば何とかなったZ技と違い、ダイマックスは3ターン続きます。そして、積み技+ダイマックスの制圧力、崩し能力は高く完璧に受け切ることはほぼ不可能です。8世代における全対応の難しさがこのダイマックスです。
・誤魔化し範囲の広い受けポケモンが少ない
これに関しては主観が入ってしまいますが、7世代では攻撃を受け流しながら一撃技でワンチャンを掴むグライオンやある程度両受けのきくポリゴン2がいました。しかし、現時点でこれらの汎用性の高い受けがいないため、受け系統の構築を使うと『完全に受け切った上で勝つ』ことが求められるのですが、環境がそうしてくれません。先述したダイマックスやドリル零度など一撃技が飛び交います。広い範囲をカバーできる受けを組むのは現段階では難しいのかなとは思っています。
・型の誤認が負けに直結する
現環境は型が多いポケモン(ドラパルト、ドリュウズ、ミミッキュ等)が多いため、相手の型を決め打って受けに行くと返り討ちにあうことが多くあります。ドラパルトを一回受け流そうとドヒドイデを後投げしたら身代わり竜舞ドラパルトに3タテされる、トゲキッスにセキタンザンを後投げしたらダイロックで突破される等相手の型次第では受けが成立しないことが多くあります。
〜結論〜
早くグライオンつかわせろ増田
備忘録 シーズン4使用構築 ドラパルトコントロール
・構築紹介 (簡潔に)
ドラパルト@命の珠 意地hAs
ドラゴンアロー ゴーストダイブ 鋼の翼 龍の舞
トゲキッス@鋭い嘴 控えめhCs
シャワーズ@食べ残し 図太いHB
熱湯 欠伸 身代わり バトンタッチ
ドリュウズ@突撃チョッキ 陽気AS
カビゴン@フィラの実 意地HB
捨て身タックル DDラリアット リサイクル 呪い
ナットレイ@オッカの実 呑気HB
ジャイロボール ボディプレス 宿木の種 ステルスロック
・感想
今期は竜舞ドラパルトを使いたくてステロあくびを使った構築にしてみました。中盤はめちゃくちゃ通って勝てていましたが終盤になるにつれて早い鬼火ドラパルトが多くなり、そこから勝てなくなっていきました。
暫くは諸事情でポケモンにあまり時間が割けず、考察が浅く最終日も何となくで潜るようなシーズンが続いてしまいますが、感覚を忘れない程度に頑張りたいなと思います。
暇人になった時にまた上を目指して本気で戦えるようになっていきたいと思っています。
ご愛読ありがとうございました!
単体考察 HD天然ピクシーin受けサイクル
剣盾S2使用構築 最高73位最終103位 〜攻め思考受けループ〜
皆さんこんにちは、いっきです。
今回は剣盾のシーズン2で使用した構築について紹介したいと思います。
1、構築が完成に至るまで
2、個体紹介
3、構築のコンセプト
4、まとめ
に分けて書いていきます。
↑サムネ用
〜以下常体〜
1、構築が完成に至るまで
シーズン2はシーズン1と比べ様々なポケモンの開拓が進み、同時に崩しの多様化が進行していたシーズンであり、私のシーズン1の構築である受け+攻めの形を取ると、受け3匹の駒では相手の崩しによって機能しにくくなるというように感じられたので、今期は受け重視の中に切り返しの駒を入れようと考えたのが出発点である。
まず初めに受けの軸としてドヒドイデ+ヌオーを考えた。この2匹が現環境で最も広い範囲をカバーできる受けであると感じたからである。そして攻めの切り返しの1枠目として前期同様スカーフヒヒダルマを採用し、この3匹を固定して色々試して行った。そして、前期まで使っていたHBアーマーガアの役割が物理の崩しが増えたことにより薄くなったと感じたので、新たな物理受けとして、環境の物理を多く受けられるクレベースを採用した。このままだとドリュウズが重く、攻めの切り返しの駒が不十分であると感じ、相手のキッスなどのダイジェット持ちに対する強烈な切り返しになる弱点保険アーマーガアを採用した。ここまでだと相手のドヒドイデなどの受けを崩す手段が乏しいので特殊受け兼サイクルブレイカーとして通せん坊地割れカビゴンを採用した。
2、個体紹介
ガラルヒヒダルマ@拘りスカーフ
性格…陽気
特性…五里霧中
努力値…181(4)-170(76)-76(4)-×-97(172)-161(252)
調整 H-D…C177大文字確定耐え
S…最速
前期との変更点は技を馬鹿力から地震にに変えたのと、調整を有名なものにしたことである。それ以外は特に変わりのないスカーフダルマであり、これが最も汎用的な使えて強かった。もう語ることがない性能を持った優秀なポケモン。
(受けにおけるダルマの役割については前期の記事を見てください)
カビゴン@カゴの実
性格…慎重
特性…食いしん坊
努力値…267(252)-130-101(124)-×-161(132)-50
調整 H-D…C189トゲキッスの珠+2ダイジェ
ット確定耐え
B…余り
のしかかり 地割れ 通せん坊 眠る
今期のMVP第1号。相手の耐久ポケモンを無理やり持っていったり、カビゴンを突破できないポケモンに通せん坊⇨時間を使うというようなルートが取れ、使い勝手が非常に良かった。持ち前の高い特殊耐久を生かし、多くのポケモンとタイマンを貼ることができた。
ただ、最終日には個体が増加したのもあって読まれることが多かった。それでも見えない勝ち筋を押し付けることもできる点で優秀であった。
アーマーガア@弱点保険
性格…陽気
特性…ミラーアーマー
努力値…205(252)-107-126(4)-×-105-130(252)
調整 特になし
ブレイブバード 挑発 ビルドアップ 羽休め
今期のMVP第2号。アーマーガアを弱点をついて突破しようとしてくる構築が多いと感じ、ダイジェット持ちに対する切り返しと遅効性の崩しを行える点が強かった。技は詰め筋に最も使いやすいテンプレ構成にした。
色違いのダイマックスアーマーガアが試合を支配してる瞬間がたまらなかった(小並)
ドヒドイデ@黒いヘドロ
性格…図太い
特性…再生力
努力値…157(252)-×-206(124)-73-179(132)-55
調整 H-B…A142ミミッキュの珠ダイホロウ確
定耐え
H-D…C172ロトムの眼鏡放電確定耐え
熱湯 毒毒 黒い霧 自己再生
受け構築の本質であり核となるポケモン。最低限の物理耐久を確保しながら特殊方面にも努力値を割いて、単体で見れる範囲を広くした。これは正解で、多くの相手に対して場持ちしながら持久戦を行うことができた。
これ以上語ることのないくらい性能は分かってもらえているだろう。
ヌオー@食べ残し
性格…穏やか
特性…天然
努力値…202(252)-×-105-85-128(252)-56(4)
調整 特になし
熱湯 毒毒 守る 自己再生
ドヒドイデと毒サイクルを形成できるポケモン。キッスやロトムなどを受けたかったので配分をDにさいた。積み技を無視できるため毒のダメージを蓄積させながら詰ませる動きがスムーズに行えるのが強みであると感じた。
ダイソウゲンを打ってくる相手が増えたがそれでも強いと思えるポケモンである。
クレベース@オボンの実
性格…腕白
特性…アイスボディ
努力値…202(252)-137-259(252)-×-66-49(4)
調整 特になし
雪雪崩 ボディプレス 鉄壁 自己再生
環境に増えた珠ギャラドスやパッチラゴンを受けるために採用した新たな物理受け。今作から得たボディプレスを能動的に使えるポケモンであり、環境の物理アタッカーを鉄壁により詰ませる動きを取れるのが強かった。
ORASにレートをしていた頃、まさかこのポケモンと最終日を共にすることになるとは思ってもいなかった。
3、構築のコンセプト
構築のコンセプトは
・受けの駒で相手を詰ませる
・受け切れない範囲を攻めの駒で補う
の2点であり、前期とほぼ同様である。
相手によって選出は大きく異なり、受け3匹選出をすることもあれば、ダルマ+アーマーガア+@といった対面選出をすることもあった。
〜再び敬体〜
4、まとめ
今期は自分にとってなかなか成果が出ないシーズンであり、シーズン終了4日前にサブロムが5桁に行ってしまうなど何が強いかわからず苦しんでいましたが、最終的に本来の自分のスタイルを貫いて何とか結果を残すことができたので個人的にはかなり満足しています。勝てないシーズンでも結果を残すプレイヤーが強いと思っているので、そういう意味では悪くなかったと感じています。
今期は構築を完成させるまでに要した時間が果てしなかったのが最後に勝ちきれなかった原因であると思っているので、来シーズンは日頃から考察を深めていきたいと思いました。諸事情によりポケモンに費やせる時間が減ってしまいますが、それでも効率を重視して頑張っていきたいと思っています。
TN:Sasanqua 最高73位最終103位
ここまでご愛読ありがとうございました!